見積もりの準備といっても、大それたことをしておく必要はありません。しかし、この準備がなかなか重要ですので、しっかり取り組まれることをお勧めします。
その準備というのは、「見積もりまでに部屋の整理と、持って行く物・行かない物とを決めておく」という作業をしていただくだけです。
まず、なぜ部屋の整理をしておかないといけないかと言いますと、見積もり時の荷物量判断が甘くなってしまう可能性がるので、積み残しなどのトラブルを招くことにもなりかねないからです。
もちろん、家財すべてを運ぶ契約をしていれば、積み残しが発生したとしても引越し業者の責任において運搬しなければなりません。
しかし、数ある引越し業者の中には、追加料金を請求してくるところもあるようですので、注意が必要です。
私も経験がありますが、営業マンの立場として、積み残しが発生してしまうような見積もりをしてしまっては責任問題となりますから、それを防ぐために、荷物量を多く計算してしまうのです。
そうすることで、トラックがワンランク大きくなって、引越し料金が高くなってしまう可能性もあります。ですから、部屋内を整理しておくことには、大きな意味があるのです。
持って行く物・行かない物を決めておくのも同じような理由で、見積もりが終わってしまえば荷物の変更が出来ませんし、見積もり後に運搬する荷物を変更することは、引越し業者としては避けてほしい事のひとつです。
”引越しにかかる時間”にも書きましたが、引越しとは「依頼主と引越し業者が、双方協力しあってこそ成功する」ということが、ここにも当てはまるのです。 |